
退職をすると、今まで会社が守ってくれていた個人の権利や義務を、自分で守らなければならない事が多くなります。失業すると今まであまり興味のなかった保険や年金などに興味を示すのもそのためです。でしたらこの機会に「保険や年金はややこしい」と敬遠せずに、よく調べて勉強してみるのも良いかと思います。
保険は「掛け捨てではもったいない」と考えている人は少なくありませんが、保険を有利な貯蓄や投資と同じように考えるのは見当違いです。保険の根本的な考え方は、何か起こった時のために自分や家族を守ってくれるもの、加入者同士が助け合っていくためのものであって、それ以上儲けようと考えるものではありません。
最近、保険会社間では、加入者獲得のための競争が激しくなり、満期まで待てば支払った保険料総額以上の戻りが得られるという種類の保険も出てきています。高利回りの変額保険もありますが、基本的には保険は掛け捨てという考え方をして加入しておいたほうがいいです。これは生命保険にも損害保険にも言えることです。
年金はどうでしょう。年金に関しても信託銀行や保険会社が、近い将来やってくる高齢化社会に向けて、年金を対象とした商品を次々と出し始めました。「確定拠出型年金」という投資などと組み合わせ企業と従業員で負担する年金制度がありますが、これは従業員が管理や運営をし、成績が良ければ年金の受け取り額が増え、逆に悪ければ減ります。
転職した場合に口座を移動できる特徴を持っているため、考えてみるのも悪くないでしょう。但し給付金が増えるという確証はどこにもありませんので、考え方としてはやはり、儲ける事ではなく、将来の自分の身を守るものとして加入を検討するようにしたほうが無難です。
いずれにしましても、退職や転職をする事は人生のうちにそう何度もあることではないと思います。自分の人生や将来を見直す大変良い機会になりますので、保険や年金のことを良く見直しておき、安心、安定できる未来をイメージしておきましょう。
